留学をこれから経験するすべての人へ

こんにちは。私自身が交換留学を終えてしばらく経ちました。

もう少しすると、この夏から留学をする人たちが、それぞれの国に飛び立つわけですが、そんな人たちに向けて私の思いを綴ることにしました。

まず、やりたいことは全部やってほしい。

留学が他の海外滞在と異なる点は、始まる前からゴールが見えた滞在だということだと、私は思います。

だからこそ、終わりが見えてくる頃になると、焦りはじめたり、理想の思い描いていた留学と現実との差に落ち込んだりするし、他の人と比べたり、何がしたかったのかわからなくなってしまったり。

留学。限られた時間の中で、自分がどう足掻いて、どんな留学にするのかは、その人個人次第です。

もしかしたら、この先長い間海外に住むことなんてないかもしれない。そんな時に、やりたいこと、躊躇してやらずに終わってしまうのはもったいないです。ぜひ、貪欲になっていろんなことに取り組んでください。

それでもエンジンが切れてしまった時は、一度立ち止まって、やばいと思った時はSOSを出してください。これもまた、とても大切なことだと、留学中に感じました。

これは母からの受け売りですが、教育・経験。そんな目に見えないものをたくさん身につけてください。それらは誰にも奪われることなく、しかしあなたが幾つになっても、あなたに身につくものになります。

私自身、良いこと・悪いこと、いろんなことを留学中に感じました。

それでも不思議なのは、どんなに嫌な思い出でも、自分の中で消化できた出来事というのは、いい思い出に変わるものだと最近気づいたことです。

海外に半年や１年滞在することは、思い通りにいかないのが当たり前。日本にいても、１年あれば自分の人生は大きく変わっていきます。今までと全く異なる環境ですから、なおさら。

冬にあれだけ落ち込んでいた自分が、今現在フィンランドに戻ってきていることに一番驚いているのは自分です。

それでも、留学を途中帰国にならずに終わらせることができたのは、家族、先生方、そしてなにより友達のおかげだとしみじみ感じています。

留学をこれから経験するすべての人へ、

やるべきことのほかに、好きなことを好きなようにやってください。できるのは、もしかしたら、今しかありません。